民主党

衆議院議員 民主党兵庫県第7区(西宮・芦屋市)総支部長

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「日本の大掃除」進行中、「希望の国・日本」設計・構想中!

Vision2050

Vision2050の基本理念

The essence of the government is to subsidize the market failure.

これは、アメリカの公共政策課程における、イロハの“イ”にあたる考え方です。アメリカは格差社会の象徴のように言われる側面も確かにありますが、行政運営と市場原理のコラボレーション(協働)は、かなり学ぶべき点があります。

例えばハイウェイ管理についてです。日本の道路管理費は通行料や税金等で賄われています。一方アメリカでは、GMなどの企業が区間ごとに広告を出す権利を得、広告料の代わりに道路整備を担当します。一般市民は余計な通行料や税金を払うことなくハイウェイを利用し、行政は道路整備にまつわるコストを削減できます。企業は広告を打つと同時に行政に協力しているというポジティブな評価を得ることができます。

橋の建設におけるコスト意識も格段に違います。日本ではでたらめな通行量見込みに基づいて立てられた計画に、政府が資金調達を行って建設されます。しかし実際は見込みと桁はずれの通行量しかなく、大赤字になり、最後は税金の投入となります。一方アメリカでは、通行量の見込みや損益計算には専門家を採用し、資金はマーケットから調達します。損益計算がでたらめであれば、もちろん資金は集まりません。橋の計画は、厳しいマーケットにさらされるわけです。つまり、日本のように大赤字になるような事業はできないような仕組みが出来上がっています。

人間の本能を刺激する競争環境があってこそ、私たち人類は発展し、生存し続けることができます。アメリカでは、そのことをしっかりと行政の仕組みに組み込んでいます。

このように書くと、私はかなり市場経済主義者のように思われるかもしれません。しかし、必ずしもそうではありません。

節度なき競争は無秩序を生み、規制なき市場は負の結果を導きます。だからこそ、そこに政治があります。環境、教育、福祉、文化、そして人々の将来に対する不安という、漠たるものに答えるための不断な努力こそが政治であると私は考えています。

Vision2050とは

良い政治家とは、明日、来週、来月、そして来年どうなるかを予告でき、
かつ、なぜそうならなかったかを説明できる人間である
by W.チャーチル

つい漠然となりがちな政治論議。その理由の一つが、明確なゴールのなさです。企業であれば、「来年度の単年度黒字」とか「3年後の株式公開」とか「10年後に業界シェア30%突破」といった具体的な目標をセットします。

それでは、政治の世界はどうでしょうか? 国や自治体の「予算」はありますが、それは単なる使途の予定
を示したもので、何をゴールとしているのかは明確ではありません。そうした中から民主党が先頭に立って
世に問うているのが、マニフェストです。

行政では、省庁によって出される「五ヵ年計画」などの中長期計画があります。旧建設省などの道路建設計画や
空港整備計画、より長期なものとしては、政府の原子力委員会による原子力の開発利用計画などがあります。

そして政治家も、長期的なビジョンを示さなければいけないと考えます。今の政治は、暗闇を航海する
ようなものですから、自分の羅針盤を持たなくてはなりません。それが 『Vision2050』 です。

『Vision2050』の基本的な構成を、次のようにまとめました。

  • データ等の分析と問題点の抽出、現状の認識=View
  • 現状、問題点を抱えるに至った経緯、原因の掘り出し=Cause
  • 望ましい2050年の姿のと、いま行うべき施策=Vision

『Vision2050』は石井としろうの活動指針であると同時に、皆さんと作り上げていく『未来絵図』です。
いろいろな提言、疑問、質問、アイデアをどんどんお寄せ下さい。

Vision2050の前提 2050年の人口と世界

人口減少期に入った日本

着実に増加の一途をたどってきたわが国の人口も、現在の1億2700万人をピークに、減少期に入ることとなりました。国立社会保障・人口問題研究所によると、2050年の日本の人口は1億60万人。2000年は1億2,693万人で、2000年の実績値から20%以上も下落します。特に、年少人口(15歳以下)と生産年齢人口(16~64歳)の下落は激しく、それぞれ41%、37%の下落が予測されます。

その反対に、65歳以上の老齢人口の伸びは著しく、実に160%の伸びを示します。
この傾向は、2013年頃からより顕著になります。いわゆる「団塊の世代」と言われる昭和22年~24年生れの世代が老齢人口にさしかかるからです。

世界の人口は発展途上国を中心に増加

一方で、世界人口の推移、そして各国の人口推移はどうでしょうか。世界の全人口、つまり地球上の全人類の数は、1950年に25億人、2000年に61億人であったものが、2050年には93億人になると言われています(国連調査)。

その中でも、インドや中国などの、今現在、発展途上国といわれている国々の人口が爆発的に増えていきます。身近な国では、現在日本の三分の二しか人口を持たないフィリピンが、2050年には日本より二割も多い人口を抱える国になる、ということです。

日本では高齢化は進む、途上国では、人口の増加に比例して経済面でも政治面でも、力を増してくることが予想される。これが日本と世界の人口面から見た姿です。そして、Vision2050を進める上での客観的な大前提です。

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